早苗 (さなえ)
【解説】
田植に用いる若い稲の苗。鮮やかな緑色で、水田に植えられた直後の姿もいう。
【例句】
早苗取る手許の水の小揺かな(高浜虚子)
笠の端早苗すり/\取り束ね(高浜虚子)
早苗籠負うて歩きぬ僧のあと(高浜虚子)
早苗籠負うて走りぬ雨の中(高浜虚子)
早苗とる水うら/\と笠のうち(高浜虚子)
道に立ち見てゐる人に早苗とる(高浜虚子)
笠二つうなづき合ひて早苗とる(高浜虚子)
百姓のひようと投たる早苗哉(藤野古白)
鶯や野を見下せは早苗とり(正岡子規)
烟草のむひま旅人も來て早苗とれ(正岡子規)
つる/\と水玉のぼる早苗哉(正岡子規)