唐辛子 (とうがらし)
【解説】
夏に実を結び、秋に赤く熟すナス科の実。乾燥させ香辛料として用いる。
【例句】
尼寺の戒律こゝに唐辛子(高浜虚子)
辛辣の質にて好む唐辛子(高浜虚子)
頓入や納屋をあくれば唐辛子(正岡子規)
唐辛子赤き穗先をそろへけり(正岡子規)
蓼をくふ虫はあるとや唐辛子(正岡子規)
唐辛子日に/\秋の恐ろしき(正岡子規)
兼好に歌をよません唐辛子(正岡子規)
雨風にます/\赤し唐辛子(正岡子規)
行秋やつられてさがる唐辛子(正岡子規)
世の中を赤うばかすや唐辛子(正岡子規)
唐辛子殘る暑さをほのめかす(正岡子規)
唐辛子おろかな色はなかりけり(正岡子規)
唐辛子辛きが上の赤さかな(正岡子規)
唐辛子かんで待つ夜の恨哉(正岡子規)
束髮の人にくはせん唐辛子(正岡子規)