夏痩 (なつやせ)

【子季語】
夏負け / 夏ばて

【解説】
夏の暑さで食欲や体力が落ち、痩せること。夏負け・夏ばての一面を表す。

【例句】
夏痩の身をつとめけり婦人会(高浜虚子)
夏痩の頬を流れたる冠紐(高浜虚子)
夏痩や心の張りはありながら(高浜虚子)
夏痩の人こと/″\に腹を立て(高浜虚子)
夏痩の言葉嶮しき内儀かな(高浜虚子)
母と娘の似たりし顔の夏痩も(高浜虚子)
夏痩の原因あらん心せよ(高浜虚子)
子にかまけ末女最も夏痩せぬ(高浜虚子)
夏痩もせず重き荷を背負ひけり(高浜虚子)
ころぶすや蜂腰なる夏痩女(芝不器男)
飛ぶに身の夏痩せ軽ろし子規(藤野古白)
夏痩を見せまゐらせ度候かしく(正岡子規)
夏痩をなでつさすりつ一人哉(正岡子規)
夏痩をすなはち戀のはじめ哉(正岡子規)
夏痩は野に伏し山に寐る身哉(正岡子規)
夏痩を親に泣かるる遊女哉(正岡子規)

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