木の芽 (このめ)

【子季語】
木の芽時 / 木の芽雨 / 木の芽風 / きのめ / 雑木の芽 / 名の木の芽 / 芽立ち

【解説】
春に芽吹く木の新芽。山椒など、香りのある芽を「木の芽」と呼ぶこともある。

【例句】
木の芽や草の芽やこれからである(種田山頭火)
人声のちかづいてくる木の芽あかるく(種田山頭火)
金堂の扉を叩く木の芽風(高浜虚子)
木の芽草の芽あるきつづける(種田山頭火)
大寺を包みてわめく木の芽かな(高浜虚子)
ふるさとは遠くして木の芽(種田山頭火)
かうして生きてはゐる木の芽や草の芽や(種田山頭火)
ある日は人のこひしさも木の芽草の芽(種田山頭火)
もう逢へますまい木の芽のくもり(種田山頭火)
木の芽雨又病むときく加餐せよ(高浜虚子)
原ささやく如く木の芽かな(高浜虚子)
木の芽伸ぶきのふ驚き今日驚き(高浜虚子)
神垣を鹿ふみ破る木の芽哉(藤野古白)
木の芽時あな物ぐさの塵炉かな(藤野古白)
長土手を行きゝする人木の芽哉(藤野古白)
木の芽ふきて垣の節穴塞ぎけり(藤野古白)
関守の灯火暗き木の芽哉(藤野古白)
春来れば人もなき家の木の芽哉(藤野古白)
木の芽とは豆腐の上に生ふる者なり(正岡子規)

一覧に戻る