枯野 (かれの)
【解説】
草木が枯れ果てた冬の野原。
【例句】
遠山に日の当りたる枯野かな(高浜虚子)
枯野ゆくや山浮き沈む路の涯(芝不器男)
枯野はや暮るゝ蔀をおろしけり(芝不器男)
見渡して跡をふりむく枯野哉(藤野古白)
塩売のから荷は寒き枯野かな(藤野古白)
寝た鹿の逆毛風吹枯野かな(藤野古白)
煙突の煙に暮るる枯野かな(藤野古白)
荒海を枯野の果に見出しぬ(藤野古白)
枯野原風のとだえに星が飛ぶ(藤野古白)
夜々は霜に星ふる枯野かな(藤野古白)
夕日負ふ六部背高き枯野哉(正岡子規)
森こえて枯野に來るや旅烏(正岡子規)
馬糞も共にやかるゝ枯野哉(正岡子規)