稲妻 (いなづま)
【解説】
雷雲から走る電光。古く稲の結実と関係があると考えられ、「稲の夫(つま)」の意に結びつけられた。
【例句】
雲間より稲妻の尾の現れぬ(高浜虚子)
麻の上稲妻赤くかかりけり(高浜虚子)
稲妻をふみて跣足の女かな(高浜虚子)
稲妻のするスマトラを左舷に見(高浜虚子)
膝に来て稲妻うすく消ゆるかな(高浜虚子)
稲妻にぴしり/\と打たれしと(高浜虚子)
稲妻の包みて小さき伏屋かな(高浜虚子)
膝に来て消ゆる稲妻薄きかな(高浜虚子)
稲妻の今宵は殊に心細そ(高浜虚子)
いなづまや堅田泊リの宵の空(与謝蕪村)
いな妻や八丈かけてきくた摺(与謝蕪村)
いな妻の一網うつやいせのうみ(与謝蕪村)
稲妻の届かずなりぬ苔の下(藤野古白)
稲妻や天の一方に花の山(藤野古白)