蜘蛛 (くも)
【解説】
クモの総称。夏は活動が盛んで、巣を張り虫を捕らえる姿が目立つ。
【例句】
ゆふべなごやかな親蜘蛛子蜘蛛(種田山頭火)
ベンチあり憩へば蜘蛛の下り来る(高浜虚子)
大蜘蛛の現れ小蜘蛛なきが如(高浜虚子)
蜘蛛がとんぼをとつた軒の下で住んでる(尾崎放哉)
蜘蛛網を張るが如くに我もあるか(高浜虚子)
蜘蛛は網張る私は私を肯定する(種田山頭火)
蜘蛛の糸がんぴの花をしぼりたる(高浜虚子)
客人に下れる蜘蛛や草の宿(高浜虚子)
蜘蛛打つて暫心静まらず(高浜虚子)
ぱつと火になりたる蜘蛛や草を焼く(高浜虚子)
蜘蛛がすうと下りて来た朝を眼の前にす(尾崎放哉)
蜘蛛虫を抱き四脚踏み延ばし(高浜虚子)
蜘蛛に生れ網をかけねばならぬかな(高浜虚子)
蜘蛛掃けば太鼓落して悲しけれ(高浜虚子)
蜘蛛の糸の顔にかゝらぬ日とてなし(高浜虚子)
ふるひ居る小さき蜘蛛や立葵(高浜虚子)