陽炎 (かげろう)
【子季語】
野馬 / 糸遊 / 遊糸 / 陽炎燃ゆ / 陽焔 / かげろひ / かぎろひ
【解説】
暖められた地表付近で光が屈折し、遠景が揺らいで見える現象。よく晴れた春の日に見られる。
【例句】
陽炎の中に二間の我が庵(高浜虚子)
陽炎や砂利も落さぬ石仏(藤野古白)
陽炎を背中に牛の眠り哉(藤野古白)
陽炎に馬のくさめを吹きかけぬ(藤野古白)
陽炎やさくさくと踏む砂の上(藤野古白)
陽炎や南無とかいたる笠の上(正岡子規)
陽炎や苔にもならぬ玉の石(正岡子規)
陽炎や草くふ馬の鼻の穴(正岡子規)
陽炎や三千軒の家のあと(正岡子規)
ほうけたるつくし陽炎になりもせん(正岡子規)
陽炎や此頃できし小石道(正岡子規)