障子 (しょうじ)
【解説】
木枠に紙を張った建具。冬は外光を柔らかく通しつつ冷気を遮る。
【例句】
張りかへた障子のなかの一人(種田山頭火)
たんぽぽの黄が目に残り障子に黄(高浜虚子)
障子今しまり春の灯ほとともり(高浜虚子)
妻が留守の障子ぽっとり暮れたり(尾崎放哉)
風邪に居て障子の内の小春かな(尾崎放哉)
障子閉ざし老僧病むと聞く許り(高浜虚子)
障子しめ自恃庵とぞ号しける(高浜虚子)
夜半過ぎて障子の月の明るさよ(高浜虚子)
障子しめきつて淋しさをみたす(尾崎放哉)
障子あけて置く海も暮れきる(尾崎放哉)
障子の穴から覗いて見ても留守である(尾崎放哉)
閉めて一人の障子を虫が来てたたく(種田山頭火)
真つ赤なる障子の隙の庭椿(高浜虚子)
障子貼りやめ日参を思ひたち(高浜虚子)
皆働きに出てしまひ障子あけた儘の家(尾崎放哉)
日の障子とても助炭の静けさに(川端茅舎)
雪晴の障子細目に慈眼かな(川端茅舎)
凩の我影を吹く障子かな(藤野古白)